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1位は福井、47位は大阪 都道府県別幸福度調査



大学院政策創造研究科の坂本教授研究室が「47都道府県の幸福度に関する研究成果」を発表|法政大学
日本で一番幸せな都道府県は?-法政大学が研究発表 - 市ケ谷経済新聞

幸福度1位は福井県、2位は富山県、3位は石川県でした。一方、45位は兵庫県、46位は高知県、47位は大阪府でした。上位は北陸3県が独占しました。

北陸3県に共通する特徴として坂本教授は、ものづくりや第二次産業が集積し、低い失業率の就業環境が実現していることや、保育所定員に比較的余裕がある子育て環境のよさなどを挙げました。最下位の大阪府は、平均寿命の短さや犯罪の多さ、保育所定員比率の低さなどから順位を下げています。

調査は坂本教授と社会人修士学生10人のプロジェクトチームが行いました。合計特殊出生率や持ち家率、労働時間、平均寿命など40の社会経済統計を抽出および加工し、47都道府県それぞれの幸福度を算出しています。坂本教授は「位置や人口規模にかかわらず、政策努力や個人努力によって幸福度は変化する」ものであり、調査の主な目的は順位を付けることではないと説明し、これからの地域づくりの方策として、経済指標だけでなく幸福度の指標を取り入れることを提言しました。今後は、3年に1回程度のデータ更新を予定しているそうです。

はてなブックマークのコメント欄には、「あの辺確かに良いところだよな。海も山も産業もあって」「福井県は女性の就業率日本一。北陸3県はいずれも兼業農家が多く、共働き。当然所得は高くなるし、共働きできる就業先や子供を預ける場所もあるということ」というコメントが。一方「『子どもが多いと幸せ』『働く時間が短いと幸せ』『持ち家だから幸せ』...まったく同意できない。古い価値観で縛られる地域ランキングなんじゃないか?」「『幸せの捉え方は個々人で異なる』という定番の批判からいつまでたっても脱出できていない」などのコメントもありました。

なお、47都道府県すべての順位は以下のリンク先に掲載されています。

http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY201111090398.html

文: 山崎メイ

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