Googleは7月23日(火)、世界文化遺産に登録された「富士山」のストリートビューをGoogle マップで公開しました。撮影されたのは、最も利用者が多い山梨県側の吉田ルート。山頂までの登山道だけでなく、火口を一周する「お鉢巡り」や下山道も見られます。
▽ ストリートビューの概要と Google マップへの投稿方法について
▽ Google Japan Blog: 日本一高いストリートビュー 公開します
日本一の高さ3,776.24メートルを誇る富士山は、6月22日に世界文化遺産へ登録されました。ストリートビューでは、上りと下りを合わせた約15キロメートルの登山道を、パノラマ写真約14,000枚で公開。バックパック型の機材「トレッカー」を使用し、全3日で撮影したとのことです。
6合目付近は比較的穏やかな道が広がり、登山ルートの周辺では生い茂る緑も確認できます。7合目から8合目にかけては、道が狭まり、ごつごつした岩場が目立ちます。9合目から頂上まで続く山道には、赤土が混じっていました。火口の周りを一周するお鉢巡りも、ストリートビューで体験できます。
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お鉢巡りのストリートビュー
YouTubeでは、撮影の様子を収録した動画が公開されました。富士山を取り囲む自然や、火口、山頂から眺める景色なども楽しめます。
撮影に協力した山梨県の横内正明知事は、ストリートビューでの公開について「こうした情報が富士山を登山する方々の準備に使われることで、安全な登山への呼びかけにもつながると信じています」とコメント。Googleは「広く日本人に愛されてきた日本一の山の美しさや、富士山がみせる様々な表情を、世界中の方にお届け出来ればと思っています。日本一の絶景をお楽しみください」としています。