鉄人社は7月24日(水)、発禁や自主規制などで “封印”されたマンガを紹介する『消されたマンガ』を刊行しました。「のらくろ」や「ちびまる子ちゃん」「MMR」など“いわくつき”の60作品を取り上げます。
▽ http://tetsujinsya.co.jp/eccube/html/products/detail.php?product_id=263
『消されたマンガ』で取り上げているのは、戦前から現代までに発表された60作品です。当時の世相やマンガの“裏歴史”などとともに、封印された理由を解明します。価格は1,365円(税込)。収録内容の一部は以下の通りです。
- 日米開戦で連載打ち切り「のらくろ」
- 「当たり屋」を描いた回が欠番「風太郎」
- 部落問題で絶版・回収「血だるま剣法」
- 作者が銃刀法違反で逮捕「8マン」
- タイトルが全てを物語る「狂人軍」
- ロボトミー手術を描いて大問題に「ブラック・ジャック」
- サイケすぎる夢の話が欠番「ちびまる子ちゃん」
- 用務員に対する差別表現が問題に「燃える!お兄さん」
- 原発ネタの超ブラック作品「ラジヲマン」
- 地下鉄サリン事件を偶然予言した「MMR」
- H描写で有害図書指定された「いけない!ルナ先生」
- 日韓W杯の広報誌で不適切な表現「まんがで覚える韓国語」
- クラスの生徒を「五大バカ」と表現「毎日かあさん」
- 全ページから盗用が発覚した「メガバカ」
ほか、「かっこいいスキヤキ」の泉昌之さん、「マーダーライセンス牙」の平松伸二さんら、作品が封印された作家や関係者のインタビューを収録します。
作者は小説『バトル・ロワイアル』や雑誌『QuickJapan』などを手掛けた編集者・赤田祐一さんと、『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』『岡崎京子の研究』などを執筆したライター・ばるぼらさんです。
▽ 『消されたマンガ』(鉄人社)(ばるぼらさんのサイト)