花見にぴったりの春らしいデザートを作って、ランチやピクニックに出掛けてみませんか? 定番の「花見団子」はもちろん、焼いた生地を使った「桜餅」も手作りできます。春らしい風味が香る「桜カステラ」は、桜の下で食べたくなる1品。作っている最中から花見の気分に浸れそうな、5つのデザートを紹介します。
■ 辻調グループが伝授する「花見団子」
▽ 辻調おいしいネット / 料理概要
辻調理師専門学校を運営する辻調グループの「花見団子」では、餅によもぎなどを混ぜて3色の団子を作ります。生地を作る際、上新粉、餅粉、上白糖はボウルの中でよく混ぜておきましょう。水に溶かした葛粉は、うらごし器に通しながらボウルに加えます。よく混ぜ合わせたら、もちもちとした粘りが出るまで、せいろで約25分蒸し上げます。
出来上がった生地は3等分にし、よもぎと食紅を使って色付けします。よもぎは重曹を加えた熱湯でゆでるなどの下処理をしておきましょう。生地が3色そろったら、後は好みの大きさの団子に仕上げて完成です。
■ 関東風の「桜餅」
▽ 関東風の桜餅のレシピ・作り方 - 簡単プロの料理レシピ | E・レシピ
「桜餅」というと、薄力粉などを焼いた生地であんを包む関東風の「長命寺」、道明寺粉を蒸した柔らかい関西風の「道明寺」など、人や地域によってイメージするものが異なります。上記のレシピは関東風「長命寺」。白玉粉と砂糖、薄力粉で生地を作ります。焼くときは中火で、温めたフライパンに薄くサラダ油を引きます。生地は大さじ2~3杯流し入れ、スプーンの底面で長さ12cm程度まで細長く伸ばしましょう。生地に焼き色が付かないように注意し、表面が乾いてきたら裏返してサッと焼き上げます。
生地をクッキングシートに乗せて冷ましたら、俵型に丸めたこしあんを巻きます。ポイントは、巻き終わりを下にすること。下準備しておいた桜の葉の塩漬けでさらに巻き、桜の花の塩漬けを上に飾ると、華やかな見た目が楽しめます。
■ 桜あんがのぞく「桜どら焼き」
▽ 桜どらやき|きちんとレシピ|フードソムリエ
「桜どら焼き」は、桜色のあんを包んだ春らしい和菓子です。生地作りでは、まず全卵と砂糖をもったりするまで泡立て、さらにみりんを加えます。薄力粉と重曹をふるいにかけたら、ボウルに加えて混ぜましょう。水を30g加えて混ぜたら、ラップをかけて15分ほど休ませます。生地の固さは、生地をすくって落とした際にできた筋がすっと消えていく程度だそう。もし固いと感じた場合は、この後に加える水の量を調整します。
フライパンかホットプレートで生地を丸く焼き上げたら、巻きすなどの上でぴったりとラップをかけて冷まします。最後に2枚合わせて桜あんをはさみ、ラップで包んでなじませて出来上がりです。
■ 基本は冷やして固めるだけ!「3色プリン」
▽ 桜の三色ミルクプリン/Hana | SnapDish[スナップディッシュ] (ID:8KCzCa)
抹茶プリン、ミルクプリン、イチゴプリンを組み合わせて作る3色プリン。まず抹茶のプリン液を作ってカップに流し込み、30分ほど冷やして固めます。その後ミルク、イチゴの順に約30分ずらしながらプリン液を流し込んで層を作ります。
抹茶プリンには抹茶ラテの粉、イチゴプリンにはイチゴジャムと、用意しやすい材料が使われているのもポイントです。出来上がったプリンには、桜の塩漬けをトッピングすると上品な仕上がりになります。
■ 桜の木の下で食べたい「桜カステラ」
▽ 桜カステラ by みゅまこ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが320万品
桜の葉を生地に取り入れた「桜カステラ」は、春の風味を感じられるデザートです。パウンド型には皺ができないようにクッキングシートを張り付け、底に桜の葉・花・三温糖を散らしておきます。生地には牛乳や食紅のほか、はちみつ、練乳、刻んだ桜の葉などを加えてよく混ぜ合わせましょう。型に流し入れたら、型を軽く持ち上げて落とし、表面を平らにします。オーブンで焼いた後は型を取り、すぐにラップで全体を少し締めるように包みます。
食べごろは、出来上がりから2日後だそう。花見をする2日前に作っておくと、いいタイミングで味わえそうです。
Title Photo by Emran Kassim