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LINEクリエイターズスタンプ「寿司ゆき」作者に取材 大人気の理由は“4文字”にあり?


■ 「寿司はパンチできないから困りました」


ハトナイト」でもらったというハトマスクを着用して撮影

寿司ゆきの作者は、関西在住のあわゆきさんという女性。Webの制作やデザインなどの仕事をしており、イラストは趣味で描いているそうです。

もともと、Twitterのアイコンを頻繁に変える“アイコン芸”をやっていたあわゆきさん。寿司ゆきも、その活動のうちに生まれたキャラクターでした。

「初めて描いたのがマグロだったんですけど、みんなから『寿司いい!』と言ってもらえて。調子に乗ってエビを描き、玉子を描き……。今までのアイコンの中で、抜群に“ウケ”がよかったのが、寿司ゆきでした」


歴代アイコンのアーカイブ

LINEは2月に、一般ユーザー向けのスタンプ販売プラットフォーム「LINE Creators Market」の開設を発表。それを知ったあわゆきさんは、寿司ゆきの販売を考えます。

「前から、LINEのスタンプを作ってみたいなと思っていたんです。これはやらないと!と」

作業に取り掛かったのは4月上旬ごろ。「スタンプを作る上で苦労したことは?」と聞くとこう答えてくれました。

「作らなければいけないスタンプは40個なので、“ネタ出し”に苦労しました。寿司ゆきは手足を描かないキャラクターなので、動きのバリエーションを作りづらかったです。パンチも拍手もバイバイもできないんですよ。眉毛がなくて、顔も単純ですし。表情の変化や“小物”を足すことで乗り切りました」

■ ヒットの理由は“4文字”にあった?


「好きな寿司ネタは鯖と鯛です」

なんとか40個を描き終えた日、ちょうど「LINE Creators Market」の登録が始まりました。「早く出した者勝ち」と思ったあわゆきさんは、急いで登録。結果、注目度の高いオープン初日に寿司ゆきのスタンプがストアに並び、反響を呼びました。寿司ゆきが多くの人にダウンロードされた理由を尋ねてみました。

「お寿司ってみんな大好きじゃないですか。“当たり障りのない題材”だったというのが、一番大きいと思います。絵のテイストも老若男女問わないですし。クリエイターズスタンプには動物のスタンプが多いですが、お寿司のスタンプはあまりなかったので、目につきやすかったのかなと思います」

あわゆきさんは、名前の短さもヒットの要因と考えています。

「名前が長いと、みんなが正式名称を覚えてくれるとは限らないですよね。4文字だと一瞬で覚えてもらえるし、誰かに『寿司ゆき買ったよ』と言いやすい」

“広めやすい名前”のおかげか、寿司ゆきのスタンプ購入者の中で、「石油が湧いた」「彼氏ができた」など“大喜利”が始まったりも。こういった口コミも、ダウンロード数に大きく影響したようです。

「寿司ゆき」スタンプ購入者たちが面白いと話題w - Togetterまとめ

■ 気になる売り上げは……

リリースの翌日に公開された「日刊SPA!」の記事で、「初日の6時間の売り上げで、すきやばし次郎に行けるかもしれません」と答えていたあわゆきさん。コース料理の価格が3万円~の高級寿司店「すきやばし次郎」に、まだ行けそうなのでしょうか。

「今のところ、毎日すきやばし次郎に行けています。交通費を除けば(笑)」

もともと、LINEを使う頻度は“ちょこちょこ”だったというあわゆきさんですが、自身でスタンプを作ってから、前より利用するようになったそうです。“欲しいスタンプ”が分かるようになったため、次作の制作意欲も湧いているとのこと。次はどんなキャラクターで和ませてくれるのでしょうか。


名刺の代わりに寿司ゆきチョコレートをいただきました

SUSHIYUKI - Creators' Stickers(寿司ゆきのページ)
はてゆき

文: タニグチナオミ

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