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世の中、日本、駅員さんにありがとう -【はてなの風景62】



JR山手線、電車の中の網棚の上に置き忘れたカバン

電車を降り、階段を上り、改札を出て、気がつくと「ぶわっと寒気が」したといいます。「口の中が乾いて、軽く体が震えて」いたそうです。中身はパソコン、手帳、契約書など、紛失したら数百万円の損害です。そんなに大切な物を筆者は持ち歩いたことがないですが、職種によっては大いに起こりうることなのでしょう。実損というより「それらをリカバリーするだけの時間と費用、そして何よりも信頼が失われる」という表現に緊迫感が漂います。

駅員から「忘れ物センターの電話番号を渡され、定期的に掛けて確認してみる旨をご助言いただいた」という投稿者。幸運にも夜になって大崎駅にカバンが届いていました。この時、彼は昔自分が地下鉄で20万円の入ったバッグを拾い、警察に届けたことを思い出しました。そして、感謝の気持ちで一杯になりました。「世の中に対する感謝、日本という治安の良さへの感謝、駅員さんへの感謝、そういうのがもっともっと広がればいいな」としみじみ感じたのです。

結びに、電車で物を失くして、乗っていた列車番号が分からないときは、とにかく定期的に忘れ物センターに連絡して状況を確認するようアドバイスしています。以上、気の滅入るニュースばかりの昨今ですが、はてな匿名ダイアリーにこんな話がありましたので、お伝えしました。はてなブックマークのコメント欄の声もどうぞ。


「こういう善行は簡単に自尊心UPできるお手軽クエストだから機会があったらどんどんやっとくといいぞ」

「物を失くした・忘れた時のぐにゃぁ感は異常」

「なお我が社では紛失に気づいた時点で会社に届出を出して専門の社員が探索に出てきて始末書は免れない模様(´;ω;`)」

「中国上海で落としたiPhoneが駅に届いてた時の圧倒的感謝は今でも忘れない」

「圧倒的感謝」

「この国民性はずっとなくならないでほしい」

「弊社ではイエローカードなしの一発退場事案。役員でも問答無用でご退場となった実例があるので、ガチもガチ。おそろしい。。。」

「俺は1時間後に戻ってきた山手線から鞄を回収した事がある。網棚に載せるのは危険だ」

「良かった。読んでるだけで焦る案件。ほんと良かった」

「よかったねー。網棚はダメだ。あれはトラップであって、物を置く場所じゃない。買い物帰りにヨドバシの袋を置き忘れ、降りた直後に気付いて隣駅に連絡したけど、到着時には既になかった経験あり。あなたは幸運」


とのことでした。


Title Photo by t-mizo

文: 新野漸

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