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はてなブックマークタグ紀行 第3回「さかなクン」


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タグ「さかなクン」を検索 - はてなブックマーク

ハコフグ帽子がトレードマークのさかなクンさんは、はてなブックマークでもよく話題になる人物の1人。プロフィールを見ていると、東京海洋大学名誉博士をはじめ、 農林水産省任命のお魚大使、文部科学省任命の日本ユネスコ国内委員会広報大使、明石たこ大使……などなど、幅広い活躍ぶりが見て取れます。タグ「さかなクン」(または「さかなクンさん」)では、そんなさかなクンさんによる数々の功績を追うことができます。

それでは、実際に見ていきましょう。まずは世間を驚かせたあの“発見”から。

asahi.com(朝日新聞社):クニマス絶滅してなかった! 生息確認、さかなクン一役 - 環境

2010年、さかなクンさんは絶滅したとされていた日本固有の魚「クニマス」の生息確認に貢献しました。きっかけは「生き生きとしたクニマスの姿を絵で再現してほしい」という依頼。さかなクンさんが絵の参考にと山梨の西湖から近縁種の「ヒメマス」を取り寄せたところ、クニマスの特徴に似ていると気付き、京都大学の教授に声を掛けたそうです。解剖や遺伝子解析の末、この魚は正式にクニマスであると判明しました。

このニュースは、はてなブックマークで大きな話題に。連日のように関連エントリーがブックマークされ、ブロガーによる解説エントリーも注目を集めました。あわせてご覧ください。

ギョギョー!「クニマス絶滅してなかった!」の何が凄いの? - 紺色のひと

さかなクンさんとクニマスのこと。 - tetzlgraph てつるぐらふ

この功績もあり、さかなクンさんは2012年に「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞しました。この際、記者からの「野田首相(当時の首相は野田佳彦氏)を魚に例えると」という質問に「優しげな表情が印象的なハタの仲間に似ていらっしゃるかなと思いました」と答えているところにもさかなクンさんらしさを感じます。

イラスト集 | アナン・インターナショナル

そんなさかなクンさん、クニマスの件にもあったように、イラストレーターの一面も持っています。サイトのイラスト集はとても見応えのあるものになっていて、キーワードに魚の名前を入れると、さかなクンさんの手掛けた絵が検索結果として出てくるという資料集のようなコンテンツになっていました。分類の絞り込みに「魚類」「甲殻類」と並んで「自画像」があるのがいいですね。もちろん「クニマス」も検索結果に表示されます。中には、さかなクンさんが本人役として出演したNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の絵も。

さかなクンさんといえば、2016年にはこんな話題でも驚かせられました。

ギョギョッ!スカパラの“ギョラボ”相手「GYO」の正体はさかなクン - 音楽ナタリー

「キリン 氷結」のWeb限定動画で、東京スカパラダイスオーケストラと謎のサックスプレイヤー「GYO」がコラボしたというこちらのニュース。このGYOこそが、実はさかなクンさんだったんです。いつもの白いハコフグ帽子は「クロハコフグ」に変身。全身をモノトーンで固めたこれまでにないさかなクンさん……かっこいい! 大きなバスサックスを手に、東京スカパラダイスオーケストラの中心で演奏しています。

氷結 あたらしくいこう WEB限定スペシャルムービー「さかなクン×スカパラ」 - YouTube

「中学生の頃、水槽がある部活と勘違いして吹奏楽部に入部して以来、音楽と楽器に夢中になった」とのことで、なんともさかなクンさんらしい間違い方です。このコラボの裏話は下記のインタビュー記事で読むことができます。好きなバンドの話、ジャズの話、さかなクンさんが「トラッククン」になっていたかもしれない話……新たなさかなクンさんの一面に触れることができます。管楽器は20本以上所有しているのだとか。

さかなクンが音楽・楽器への愛情をたっぷりと語る!すギョ〜くステキな音楽のおはなし - 耳マン

最後に、2つの読みものを紹介します。

朝日新聞デジタル:いじめられている君へ - 教育
日本で一番妖精に近い人

朝日新聞の連載「いじめられている君へ」に掲載された、さかなクンさんのメッセージ。自身が目にしたいじめの構図を、魚の世界に例えて説明しています。魚は広い海だと仲間を攻撃することはないけれど、小さな水槽の中だといじめが起こる。それは中学生時代の、小さな部活動でも同じだったとさかなクンさんは語ります。仲間外れにされていた子と一緒に魚釣りへ行った思い出を振り返りながら「広い空の下、広い海へ出てみましょう」とつづるさかなクンさん。その言葉は温かく、元気付けられるようです。

そして、はてな匿名ダイアリーに投稿された「日本で一番妖精に近い人」という記事。さかなクンさんの講演で目にした、本人の柔らかな人柄についてつづられています。魚への愛、人との接し方、カーテンの隙間からハコフグ帽子を覗かせて楽しませてくれた姿。投稿者が「壇上をぴょこぴょこ跳ねたりしながら話す彼は限りなく妖精に近かった」と表現するその言葉に思わず頷いてしまうような素敵なエピソードが詰まっています。


さかなクンさんの魅力を存分に知ることができました。はてなブックマーク上で気になった人を見つけたら、こうしてタグをさかのぼりながらその人のルーツを探ってみるのもいいかもしれません。「はてなブックマークタグ紀行」次回もお楽しみに。


文:あおきめぐみ

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