うっかり寝坊で遅刻しそうになり、食パンをくわえたまま家を飛び出してダッシュする……なんていう、少女漫画に出てきそうな遅刻の風景を実際に見たという人はなかなかいないのでは。しかし、北海道札幌市の地下鉄の駅に、いきなり集団で「食パンをくわえて遅刻しそうな人」が現れました。
食パンくわえ通勤!? 札幌でパフォーマンス−北海道新聞(話題)
札幌の街頭演劇パフォーマンス集団「札幌ハプニング」が企画したこのパフォーマンス、朝の8時頃に一般の学生や社会人が参加して、食パンをくわえて「遅刻しそうな通勤客」を演じたのだそうです。記事には本当に食パンを口にしながら歩く人の写真が。「害のないいたずらを」という意図のこの企画、経緯を今年2月9日からスタートしている「札幌ハプニング」のブログで調べてみました。
札幌ハプニングBLOG - livedoor Blog(ブログ)
2月9日の最初のエントリーでは「“害の無いイタズラ”を集団で遂行することをテーマに活動」とパフォーマンスの目的を紹介。4月1日のエントリーで食パンが初めて登場し、「食パンをくわえて遅刻する人の図。こんな人が大通駅なんかに沢山居たら面白いだろうなぁ・・・。」という記述があります。企画前日の4月15日には、「マイ食パンを持って集合してください!!」という言葉とともに、「それぞれ持参したパンが邪魔にならないように、口にくわえるなどして職場や学校に向かってください」「くれぐれも遅刻しないように!!」などの注意書きも添えられています。
そして企画終了後のエントリーには参加者への謝辞とともに当日の振り返りが。「食パンにマーガリンとジャムを塗ってきた」「しっかりトーストしてきた」「コスチュームをキメてきた」と参加者のモチベーションが高かった様子が伺えます。気になる次のパフォーマンスは6月に行われる予定とのこと。一般の参加者についても「もっと人を増やせるようにしたい」とあるので、気になった方はブログをチェックしてみてはいかがでしょうか。