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”暇だから書いてみた”――「徒然草」を現代語訳すると?



ワラノート 徒然草を現代語訳してみる
実は、このエントリーがはてなブックマークで最初に話題になったのは昨年の6月のことですが、今回、再びユーザーの注目を集めているようです。それでは、その内容とはどんなものなのでしょうか。

【第2段】
昔からの政治のあり方も忘れて、国民の声もそっちのけで、国の衰退にも気づかず、
予算を使いまくって「俺かっこいいwww」とか思ってるやつがとにかくムカつく。
「着るものから乗るものまで、普通にしなさい。贅沢すんな」って九条殿の遺言でもあっただろ。
順徳院だって政治に関して「公共物は質素がいい」って言ってるんだよ。

【第16段】
ライブ最高!
多いのはペット、ギター。ウッドベースとかは毎日聞きたいくらい。


原文と見比べてみると、意訳どころか改変になっている箇所も多いのですが、「もしかしたら兼好法師ってこんなノリで書いてたいたのかもしれない」と当時の兼好法師の心情についつい想像力の翼を広げたくなるから不思議です。
ネット上には、他にも例えば『枕草子』のような古典を現代の若者言葉やネットスラングを交えて翻訳したコピペなどが存在しており、以前には「2ちゃんねる」用語を使って有名文学作品を意訳&デフォルメした『2ちゃん語で読む古典名作、名文学「いと、バロスw」』なる本も発売されています。このエントリーに対しても、はてなブックマークのコメント欄では書籍化を望む声がありました。学生時代、古典が苦手だったという人も、これを機会に『徒然草』を手に取ってみてはいかがでしょうか。

文: 稲葉ほたて

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