日本人のカレー好きは世界でも有数で、町を歩いていると大抵の場所にはカレー屋が一軒はあるものです。それにも関わらず、全国展開しているカレーチェーン店の種類が少ないことを疑問に思ったことのある人は少なくないのでは。その理由についてライブドア元代表取締役・堀江貴文氏が書いた記事に、読者から「納得」の声が上がっています。
カレーは粉モノビジネスの優等生だ|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba
大小様々なカレー店の関係者から話を聞いてきたというこの記事によれば、複数のカレー店を味を安定させつつ運営するには大変な労力が必要なのだとのこと。そこで数十店舗クラスのチェーン店を運営する会社は、スパイスを安定供給できる食品会社にレシピを渡してルウを供給してもらうことで、それを解決しているのだそうです。
ここで問題になるのは、カレー粉市場が大手2社による寡占市場になっていること。堀江氏によれば、『人気が出てもっと店舗を増やそうとして自社工場にセントラルキッチンを整備しようとするとどうやらこの二社から「うちの傘下に入らないとスパイスの供給をやめる」旨の打診があるのだそうだ』とのことです。そこで大規模展開を諦める店もあるのだとか。堀江氏は、『(もし本当ならば)それは独占禁止法違反的行為であり、公正取引委員会は調査をしなければならない』と述べています。
これに対して、堀江氏のブログやはてなブックマークのコメント欄では、カレー粉の価格が高い理由が分かったという「納得」の声や、「こういうところを直さないとビジネスやろうって人が出てこないよ」という声が上がっていました。