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見てるだけで体が浮きそう? 空飛ぶ女の子を描いた自主制作アニメ『フミコの告白』に絶賛



この『フミコの告白』というアニメは、告白した男の子にふられてしまった女の子が、ショックのあまり泣きながら町中を走り回っているうちに勢いがついてしまい、しまいには滑り台を高速で滑走したり、さらには空中を飛んでしまったり、と超現実的な体験をする様子を描いた短編作品。軽快なテンポの音楽に乗せて、次第に状況がエスカレートしていく光景を見事な疾走感の映像で表現しています。

この動画の出来映えには、はてなブックマークのコメント欄でも、「見てるだけで体が浮く感じがした」、「止められない気持ちをアクションで豪快に表現してて気持ちいい」と、その躍動感に多くの人が賛辞のコメントを寄せています。2分半の映像に凝縮された、そのユーモアセンスを讃える声も多くありました。また、アニメーションのプロフェッショナルの間でも、Twitter上で『時をかける少女』などの作品で有名な細田守監督が「う、うまいっす」とつぶやきを漏らしたり、『20年目のザンボット3』などの著作で有名なアニメ評論家・氷川竜介氏がブログで「短いなかにアニメーションの面白さ、魅力がいっぱい詰まってます」と紹介するなど、この作品に注目が集まり始めているようです。

フミコの告白 - Tete

実は、このアニメを制作したメンバーの一人であるTete氏(id:Tete)は、はてなダイアリーを利用されており、今回の公開に合わせて書かれた上のエントリーでは、本作のイメージボードやスクリーンショットが公開されています。また、このダイアリーでは、今年の2月頃から今回のアニメを構想・制作している過程を随時報告しており、以下のエントリーなどからは、今回のアニメが出来上がっていくまでの様子を知ることができます。

なお、今年2月頃のダイアリーを見ると、今回の企画の前段階で構想されていた作品が、現在の姿に生まれ変わっていく過程を垣間見ることができます。このダイアリーの一連のエントリーは、創作物が生まれる過程を知ることができる貴重な記録にもなっており、こうした事柄に興味のある方にはとても興味深い内容になっているのではないでしょうか。ちなみに、上記のTete氏のエントリーでは、どう整理してよいか悩むほど書きたいことがいっぱいあることが述べられていました。今後のダイアリーで、Tete氏の制作時の工夫や想いが読めるのかもしれないと思うと、非常に楽しみですね。

自主制作アニメ - フミコの告白‐ニコニコ動画(9)

文: 稲葉ほたて

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