新人作家を発掘するためのもの、ミステリーやSFといった特定のジャンルに限定したものなど、世の中にはたくさんの「文学賞」がありますが、「本のタイトルだけ」を選考対象にしたユニークな賞、その名も「日本タイトルだけ大賞2009」の開催が決定し、現在ノミネート作品を受け付けています。
今回の賞を企画しているのは、新刊本のダイジェスト版を音声で配信するサイト、「新刊JP」。「年8万点もの本が出版されているのに、その多くがすぐに消え去ってしまうのはもったいない。コピーとして面白いものや優れているものは残して行くべき。」という思いから生まれた賞だそうです。
賞へのノミネートは、Twitterから文末に「#titleonly」を付けて、「書籍タイトル・著者・出版社・一言コメント」をつぶやくことで行えます。ノミネート作品はこちらのページからも確認でき、「ジーパンをはく中年は幸せになれない」「秘伝のタレは腐ってる?」「9割の病気は自分で治せる」「おとうさんはげひんです 」といった、思わず「何だろう?」と思ってクリックしてしまいそうなタイトルがずらり並んでいます。
大賞は、12/19(土)に東京・お台場で行われるイベントで発表されるとのこと。司会は「僕の見た秩序。」管理人のヨシナガさんが務め、特別ゲストの参加も予定されているそうです。
本のタイトルだけに注目するという、ありそうでなかったユニークな賞。読書の参考だけでなく、目を引くタイトルの付け方の参考にもなりそうですね。