「映画はやっぱりスクリーンで見るものだよ」――そんなことを言う映画好きの人は多いですが、新作ならともかく過去の名画を映画館で観られる機会は稀少です。しかし、そんな状況に悔しい思いをしている人も、ひょっとしたら来年は過去の名作映画をスクリーンで観られる機会が増えるかもしれません。
「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」とは、映画文化協会が主催している企画。ユーザーによる投票を元に同協会の選定委員が選んだ、1950~70年代を中心にした洋画の傑作50本を、全国25劇場で1年間にわたって連続上映するというものです。今年の9月30日から10月23日にかけて、ウェブと葉書で投票が行われていました。
▽ 歴史に残る外国映画を選ぼう!「何度見てもすごい50本」を上映する映画祭 - はてなブックマークニュース
そんな今回の企画で選ばれた50本は、『ニュー・シネマ・パラダイス』や『ゴッドファーザー』などの、レンタルビデオ屋でも大人気の名作揃い。はてなブックマークでは、「万人向けのセレクトでいいね」という声が出ていました。また一方で、一度もビデオ化・DVD化がされていない『フォロー・ミー』のような名作も選ばれているのにも注目です。ちなみに、ユーザーの得票数1位は『ショーシャンクの空に』で、この作品は40代までの全年代で1位を独占していたとのことです。今回選ばれた50作品は、来年2月6日から50週間にわたって、全国25劇場にてニュープリントで上映されるとのこと。この機会に、過去の名作を巨大スクリーンで体験してみたいものですね。