今年は、年の初めに「美人時計」という現在時刻を記した手書きボードを持った美女の画像が1分おきに更新されるサービスが話題を呼び、その後も「美男時計」や「美声時計」など類似のコンセプトの時刻通知サービスが話題になりました。そんな2009年を締めくくる12月に、今度は「廃墟時計」なるサービスを作ろうという企画があるようです。
▽ [錐] 「廃墟時計」を作ってます
このエントリーは、「廃墟時計」という時刻通知サービスを作っていることを製作者の方が報告したもの。なんでも世界中の廃墟に佇む時計を撮った写真を、各時刻ごとに1枚ずつ720枚集め、それを「美人時計」のように自動更新で1分おきに表示することで、一つの時計と して機能させようというプロジェクトのようです。製作者の方のブログでは「『廃墟の時計』の写真を見つけたらどんどん書き込んでいってください」とGoogle docsのアドレスが公開されていました。
「720個の時計たちの刻んだ/最期の時が集まることで/彼らは、再び時計として働ける」――上の製作者の方が作られたプロジェクト紹介動画にあった言葉です。何だかロマンチックですね。興味のある方は、ぜひ製作者の方のGoogle docsに画像を紹介してみてはどうでしょうか。それにしても、廃墟に捨てられた時計たちも、まさか「美人時計」で使われた手法で、自分が再び甦えることがあろうとは思ってもいなかったかもしれません。