今日1月15日の夕方、日没の遅い中部地方より西側の地域で、太陽が欠けながら沈んでいくという少しドラマチックな部分日食が観測できます。西へ行くほど欠ける割合が大きくなっていき、肉眼でも観測が可能です。観測する際のポイントも合わせてご紹介します。
▽ AstroArts: 【特集】2010年1月15日 部分日食
AstroArtsによると、15日夕の部分日食は16時45分頃からスタート。福岡では16時45分、名古屋・京都・大阪では16時47分、那覇では16時48分から太陽が欠け始めます。九州より東の地域では、残念ながら食の最大が見られる前に太陽が沈んでしまいますが、沖縄では日没直前に食の最大を迎え、17時58分に最大6割が欠けた状態で沈む様子を見ることができます。
日食を観察する際の注意点について、AstroArtsの特集ページでは以下のように紹介されています。
- 太陽を直接見てはいけない
- 減光用フィルターも正しいものだけを使う。黒い下敷き、サングラス、カラーフィルムの黒い切れ端は使ってはいけない
- 日食観察用のメガネを使う
- 太陽観察専用の双眼鏡・望遠鏡を使用する
ほかにも器具の紹介や使い方の説明などが記載されているので、日食観察にチャレンジしたい方はぜひチェックしてみてください。また、昨年7月22日に観測された皆既日食の際、国立天文台が「日食を観察する方法」をサイトで紹介。普段とは少し違った日食を、安全に楽しんでみてはいかがでしょうか。