2月28日、東京都庁前をスタートし臨海副都心の東京ビッグサイトのゴールを目指す、第4回東京マラソンが行われました。およそ3万5千人のランナーが駆け抜け、約116万人が観戦した今回のマラソン大会。マンガ家でコラムニストの辛酸なめ子さんも、沿道に立ってランナーを応援していたそうです。しかし、少し変わった観戦内容だったようで…?
▽辛酸なめ子の女一人マンション: 東京マラソン
なめ子さんの公式ブログで明かされた今回の観戦。何十キロも走り続けるマラソンランナーに敬意を表して「せめて沿道で応援しようとコースのある地点に行きました」と、応援の経緯を語っています。
しかし、ユニークなのはその観戦の仕方。ただ沿道に立って声をかけるのではなく、疲れているランナーのためバナナを差し出したそうです。しかし、誰も受け取ってくれず、同じようにチョコレートを配っているスポットで再度試みたものの、これでもダメ。Twitterの公式アカウントでは、思いが届かない悲しみをリアルタイムでつぶやいています。その後はもなかを取り出し、知り合いのマラソン経験者に「もなかなんて口の中にはり付いて水分を奪うから走っている時は最も食べたくないもの。これだから走った経験のない人は…」と叱責される始末。それならばとお金まで差し出すも、受け取ってくれないランナーたち。これに対しなめ子さんは「お金で走っているのではないという、真摯な姿勢に心を打たれました 人として大切なことを教わったような気がしました 今年も感動をありがとうございます☆」と、ランナーのストイックさを語ったちょっといい話としてまとめています。
ナナメ視点で物事を語るなめ子さんらしい、ちょっと変わった応援。なめ子さんの気持ちは、果たしてランナーに伝わったのでしょうか…。