3月3日といえば「ひな祭り」ですが、「33」は「みみ」と読めることから実は「耳の日」でもあります。耳の日をきっかけに「音楽と音量」という身近な視点で耳について考えてみませんか?
日々の通勤通学、仕事や勉強に音楽が欠かせないという人も少なくないのではないでしょうか。ただ「耳を大事に」という点では音量に注意が必要です。目立たないページですが、iPodシリーズやiPhoneでおなじみのAppleのウェブサイトには「音と聴覚」というページがあります。
音や耳についての一般的な説明にはじまり、音楽を楽しむ際の注意が書かれています。「聞くときは責任を持って」という項目も。「音量を考慮する」「時間を確認する」といった点は普段見過ごしがちですが、この機会に振り返ってみるとよさそうです。
EUの欧州委員会には「MP3プレーヤーを大音量で聴き続けると聴覚障害が生じる可能性がある」としてMP3プレーヤーに音量制限を設ける動きがあります。
▽ EU、MP3プレーヤーに音量制限 聴覚障害防止のため - ITmedia News
安全なレベルは「80デシベルで視聴する場合は週に40時間まで、89デシベルでは週に5時間まで」とのこと。
このエントリーによると「80デシベル」は「地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)」が目安のようです。
普段音楽を聞く時の音量は大丈夫ですか?技術が悪いのでもなく、大きな音量でテンションが上がってしまう人が悪いわけでもありません。時に立ち止まって注意して「常軌を逸していないか?」「取り返しのつかないことになっていないか?」と振り返ってみることが大事です。
ぜひ「耳の日」をきっかけに音楽の音量を見直して耳をいたわってみてください。
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