NHK教育にて毎週日曜の午後6時からオンエアされている「ハーバード白熱教室」では、名門ハーバード大学の歴史で最も人気を集めたという、政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」を公開しています。この授業の学外での公開は史上初とのこと。はてなブックマークでも早速注目が集まっています。
▽NHK ハーバード白熱教室
創立から400年近いハーバード大学の歴史の中で、最も多くの履修学生数を記録したというマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」。毎回参加者が1000人を超えるというあまりの人気ぶりに、大学では授業の非公開という原則を覆し、今回の初公開に踏み切ったそうです。
授業の内容は、人種も社会的背景も様々な学生達に対し、絶対的な答えがない様々な難問について「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と投げかけ、互いに議論する中でその判断の倫理的正当性を問うというもの。扱われるテーマは「マイケル・ジョーダンやビル・ゲイツはその仕事で、すでに社会に貢献しているのになぜ税金を納めなければならないのか」といった疑問から、人権、同性愛結婚、代理出産といったアメリカ社会に深く関わる倫理問題まで多岐にわたります。
番組のオンエア期間は4月4日〜6月20日までとなっており、各回の講義テーマとオンエア済の講義内容については、「講義一覧」のページから確認することができます。
▽NHK ハーバード白熱教室|講義一覧
第2回となる次回のオンエアは、4月11日の午後6時から。「命に値段をつけられるのか」というテーマで、「Lecture 3 ある企業のあやまち」と「Lecture 4 高級な『喜び』 低級な『喜び』 」が放送されます。「第1回を見逃してしまった!」という人も、次回はぜひお見逃しなく。