「立った状態で床に手がつかない」など、“身体が硬い”とお悩みの方はいませんか?体操選手やバレリーナのようにはいかなくても、身体にある程度の柔軟性があれば、肩こりや腰痛といった身体の悩みを改善したり、運動の際のケガを防ぐことができます。今回は、「自宅でも手軽にできるストレッチ(柔軟体操)」をご紹介します。
■身体が柔らかいとどんなメリットがある?
身体を柔らかくすると、一体どんな面で役に立つのでしょうか?まずはそのメリットから見ていきましょう。
▽ストレッチ(柔軟体操)の基礎知識
こちらのエントリーでは、ストレッチ(柔軟体操)をするメリットとして、次の3点を挙げています。
- 若さを保つ。
- 運動時のケガを予防する。
- 血液循環を促進し、脂肪を燃焼する。
年をとると運動をしなくなるため、関節の可動領域が狭くなってどんどん身体が硬くなり、さらに老化を進めてしまいますが、ストレッチを行うことでこれを改善することができます。また同じく関節の可動領域が広がることで、スポーツの際の捻挫や肉離れといったケガの予防にもなります。さらにはゆっくりと呼吸をしながら筋肉を伸ばすことで血流が良くなり、脂肪燃焼や冷え性改善の効果も。男女年齢を問わず、たくさんのメリットがあります。
■180度開ける?「開脚」にチャレンジ
「身体が柔らかい」と聞くと、左右の脚を180度に開いた「開脚」をイメージする人も多いはず。体操選手などはいとも簡単にやってみせますが、どうすればあんなに柔らかくなるのでしょうか?
▽180度開脚する方法 体が硬い人のためのストレッチ体操
自分でもやってみたいからといって、いきなり無理に脚を開こうとするのは危険です。股関節を中心に、背中や腰など、全身をゆっくりとほぐしながら少しずつ練習していきましょう。こちらのエントリーでは、「股関節と背中のストレッチ」から「前後開脚ストレッチ」まで、初心者でも無理なく始められる13のストレッチを紹介しています。まずは一番最初から順番にチャレンジしてみましょう。
また下記のエントリーでも、股関節を柔らかくする7つのストレッチと、前後・左右の開脚のコツを写真付きで解説しています。
▽http://homepage2.nifty.com/ailean/kaikyaku/kaikyaku.htm
■「前屈」ができるようになりたい!
また、身体の柔軟性をチェックする方法として代表的なのが「立位体前屈」や「開脚前屈」です。体育の授業などで数値を測定した際には、記録がマイナスになってしまった人もいるのではないでしょうか?続いてはそんな前屈のコツを見ていきましょう。
▽ストレッチのコツ、あるいは「実録! 体育教師に『なにその硬さ。お婆さん?』と嘲笑されたわたくしが開脚前屈で胸をぺったり床につけられるようになるまで」(追記あり) - みやきち日記
こちらのエントリーによれば、前屈のコツは「下腹に腹圧をかけて『押す』動作」で、それによって股関節がゆるみ、股関節から上体が折れ曲がりやすくなるとのこと。筆者はこの方法で、生まれて初めて手や胸をぺったりつけることができたそうです。エントリーでは、「立位体前屈」と「開脚前屈」、それぞれの詳しいやり方が解説されています。
■スポーツ選手やバレリーナに学ぼう!
スポーツ選手やバレリーナにとって、身体の柔軟性は不可欠。最後にご紹介するのは、そんなプロの世界で取り入れられているトレーニング方法です。
<PNFストレッチとは?>
▽格闘技 スポーツ PNFストレッチ 収縮 脱力 リラックス 格闘クリニック
スポーツ選手の間でも行われているというのが、こちらの「PNFストレッチ」。筋肉の収縮と弛緩の仕組みを生かした方法なので、身体が硬い人でも無理なく効果を発揮できるそう。ストレッチのやり方は、動画でも見ることができます。
▽YouTube
<バレエの動きにはダイエット効果も!>
▽サービス終了のお知らせ - gooヘルスケア
また「バレエ」の動きを取り入れたこちらのストレッチでは、筋肉を伸ばす運動以外に、ウエストや太ももを引き締めるダイエットにぴったりな運動も。姿勢の改善にも効果があります。
今回は柔軟に効く様々なストレッチをご紹介しました。大人になるほど、身体は硬くなってしまいがちです。今回ご紹介したエントリーも参考にしながら、無理のない範囲で、少しずつチャレンジしてみて下さい。
Title Photo by Boris Veldhuijzen van Zanten