男性は社会に出てバリバリ働き、女性は育児や家事をこなして家を守る…。かつての日本で主流だったそんなスタイルは大きく変化しており、女性でもキャリアウーマンとして仕事にやりがいを求めたり、家事をこなす男性のことを指す「主夫」という言葉が生まれている現在。そんな中、厚生労働省は17日、男性の子育てをサポートする「イクメンプロジェクト」を立ち上げました。
▽育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト
“育てる男が、家族を変える。社会が動く”というキャッチコピーの元発足した、厚生労働省の「イクメンプロジェクト」。公式サイトに掲載されているコンセプトは以下の通りです。
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。イクメンがもっと多くなれば、妻である女性の生き方が、子どもたちの可能性が、家族のあり方が大きく変わっていくはず。そして社会全体も、もっと豊かに成長していくはずです。
「イクメンプロジェクト」のサイトでは、登録するときに自身の育児体験を書きこむことが可能。その内容から外部識者が子育てに積極的な男性を毎月1人選び、「イクメンの星」として紹介します。また、そういったお父さんを支援する、サポーターも個人・法人を問わず募集しているそうです。
今後はWeb上での活動を中心としつつ、各種セミナー、シンポジウムなどの企画・運営、地域発信型のイクメン普及活動をサポートするなど、積極的に活動していく予定のこと。“男性だから”“女性だから”という壁を打ち壊す動きが盛んになっている昨今、果たして「イクメンプロジェクト」は世間に浸透するのでしょうか。今後の動向が気になりますね。