観光都市として、国内外を問わず人気が高い街、京都。四季を感じさせるイベントが多く催されており、春夏秋冬、どの季節に訪れても楽しむことができます。今日は、そんな京都の「夏」の観光情報を、たっぷりとお伝えします。川床に祇園祭、保津川下り、夏も魅力満載な京都を訪れてみませんか?
■夏の京都を彩る、2大イベント!
まず、夏の京都観光を語る上で外せないのが「祇園祭」と「五山の送り火」。
<祇園祭>
▽ 「祇園祭」に行く前に知りたい、鉾や行列を見るコツや意外な楽しみ方 - はてなニュース
八坂神社や河原町、烏丸といった市内の中心部で、毎年7月1日~7月31日の1ヶ月間行われる祇園祭。祭りのメインとも言える17日の「山鉾巡行・神幸祭」では、ダイナミックな32基の山鉾が京都の通りを巡行します。
<五山の送り火>
▽ お探しのページが見つかりません | 京都市観光協会(DMO KYOTO)
お盆の最終日、8月16日に京都にある5つの山で行われる「五山の送り火」。東山如意ケ嶽に「大文字」、金閣寺大北山(大文字山)に「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)に「妙」、東山(大黒天山)に「法」、西賀茂船山に「船形」、嵯峨曼荼羅山に「鳥居形」。これら5つの山で、午後8時ごろから順次点火が行われます。
各山を見られる場所、全体を見渡せるスポットなどは、上記のエントリーをご覧ください。
■自然を満喫できる納涼スポット
盆地特有の蒸しあがるような暑さがある京都。暑さが苦手な人は、嵐山や貴船といった中心部から離れた場所で涼んでみては?
<貴船で川床料理を>
夏の京都の風物詩といえば、川床。五条~二条間の飲食店が座敷を作る「鴨川納涼床」と、川の流れをすぐ間近で見られる貴船の川床のほか、高雄や鷹ヶ峯でも行われており、旬の食材を使った京料理が楽しめます。
▽ 京都の奥座敷・貴船 貴船観光会
▽ http://kibune.jp/omise/
特に、自然が豊かな貴船エリアの川床は、納涼感たっぷり。少々お値段ははりますが、ご褒美かわりにいかがでしょう?
ちなみに、「川床」はエリアにより読み方が違っており、一般的に鴨川では「ゆか」、貴船、高雄では「かわどこ」と読ばれています。この使い分けができれば、あなたも京都ツウの仲間入りです。
<爽快!保津川下り>
亀岡から嵯峨まで、16kmの距離を約2時間で下る「保津川下り」。曲がりくねった狭い川筋は、静かに流れる場所あり激流ありで、スリル満点。水しぶきを浴びながら、自然を満喫できますよ。料金や時刻表は上記の公式サイトをチェックしてください。
<トロッコで夏山を堪能>
▽ トロッコ列車 | 嵯峨野観光鉄道
「嵯峨野トロッコ列車」は、嵯峨から亀岡までの7.3kmを約25分で結ぶ列車。レトロなデザインと、四季折々を楽しめる絶景で人気が高く、たくさんの観光客が乗り合わせます。運行数が少なく、観光シーズンは込み合うため、JR西日本の主要駅にある「みどりの窓口」か、全国の主な旅行会社で前売り券を購入しておくのがベターです。当日券は先着順になるので要注意。
<嵐山の鵜飼>
▽ http://www16.plala.or.jp/kyoto-yakatabune/05.html
嵐山の中心を流れる大堰川(おおいがわ)で実施される、「鵜飼」。かがり火の中、屋形船から嵐山の夜景と鵜飼を見ることができます。上記のエントリーではリーズナブルな乗合船のほか、貸切で楽しめる食事付きの屋形船プランも紹介されています。7月1日~9月15日の間のみ楽しめるイベントなので、お見逃しなく。
■高台寺の夜間拝観・燈明会
16時~17時台に閉門するところが多い社寺仏閣ですが、夜間拝観を行っているところも。
豊臣秀吉没後、菩提を弔うために夫人の北政所(ねね)が開いた「高台寺」。8月1日~18日まで夜間の特別拝観「燈明会」を実施しており、日没後、境内に設置された提灯に灯りがつきます。昼とはまた違う、幻想的な雰囲気に包まれます。
■観光情報をまとめてチェック!
その他、京都観光に関する情報を集めるなら、下記のようなポータルサイトが便利です。
▽ http://souda-kyoto.jp/
▽ 京都市観光協会(DMO KYOTO)
耳寄りなトピックや宿泊施設の案内など、旅には欠かせない情報が満載。独自のキャンペーンやプランもありますよ。
海の日を含んだ3連休や、学生の夏休み、お盆休みと、京都は観光シーズン真っただ中。人出も多くなりますが、情緒ある夏の京都を味わってみませんか?
Title Photo by Conveyor belt sushi