毎年、多くの名試合を生む“夏の甲子園”。8月1日、全国高校野球選手権大会に出場する49の代表校が出揃い、4日に抽選会、7日にはいよいよ開幕を迎えます。今日は、開幕を控えた夏の甲子園がもっと楽しくなるエントリーを集めてみました。興味がない人も、熱い試合を一度見たらやみつきになるかも?
■そもそも“甲子園”って?
“甲子園”とは、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟が主催する、全国高等学校野球選手権大会の通称。兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で行われ、「夏の高校野球大会」、「夏の甲子園」、「高校野球」、「夏の選手権」など、さまざまな通称があります。
球児たちの熱い戦いはまず、6月中旬から7月下旬にかけて行われる、地方大会から始まります。北海道は南北で1校ずつ、東京は東西で1校ずつ、その他の府県は1校ずつ、計49校が甲子園のグラウンドに立つことができます。甲子園では、8月に約2週間の日程で試合が行われ、全国の野球部が深紅の優勝旗を目指し、激闘を繰り広げます。
ちなみに、春に行われるのは選抜高等学校野球大会(通称:センバツ)。毎日新聞社と財団法人日本高等学校野球連盟が主催しており、選考委員会によって定められた32の出場校が競い合います。
■野球のルールを知って楽しく観戦!
野球のルールを知れば、より一層甲子園を楽しむことができます。
こちらのエントリーでは、基本となる野球のなルールや用語、グラウンドや用具について詳しい解説が載っています。観戦前にチェックしましょう。
■大会の情報をチェック!
地方大会から全国大会まで、試合速報やトピックなどは、以下のサイトで確認することができます。
▽ 第101回全国高校野球選手権大会|NHK 甲子園
▽ http://www2.asahi.com/koshien/
▽ http://koshien.asahi.co.jp/
見逃してしまった試合の結果も簡単に調べられます。ぜひ活用してみては?
■史上最強チームはどこ?
松坂大輔投手率いる横浜高校が、PL学園高校との延長17回の熱戦を制した平成10年の準々決勝。試合から30年経つ今も、「史上最高の試合」として名高い、箕島高校対星稜高校延長18回試合――。高校球児が白球を追い、汗を流し、チームメイトと勝利を目指す甲子園では、毎回数々のドラマが生まれます。
そんな高校野球の名勝負や激闘試合、歴代優勝校、史上最強チームのデータなどをまとめているのがこちらのサイト。決勝戦の全スコアやプロ野球入りした選手のリストなどもあり、甲子園ファンにはたまらない内容となっています。
■あの名試合を動画でもう一度!
夏の甲子園を放送しているABC放送の公式サイトでは、過去の名試合のダウンロードが可能です。
5分のダイジェスト版が105円、1試合のフルバージョンが315円と有料ですが、過去の名勝負をもう一度見られるのは嬉しい限り。配信動画は全部で128本。お気に入りの試合を見つけてくださいね。
■甲子園の土は国産&中国産をブレンド
敗戦校の球児が涙を流しながら集めるもの、と言えば甲子園の土。毎夏見かけるおなじみのシーンですが、この甲子園の土はどんなものなのでしょうか?
阪神甲子園球場の公式サイトによると、あの土は黒土と白砂をブレンドしたものだそう。黒土は岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山など国産のものを使用。白砂は中国福建省のものを使っているとのこと。雨が多い春は砂を多めに、夏はボールを見やすくするため、黒土を多めに混ぜるそうです。
初めて土を持ち帰った人物については諸説ありますが、有名なのが読売ジャイアンツの黄金時代を築き上げた川上哲治。1937年の熊本県立工業学校時代、夏の23回大会で中京商との決勝戦後だったと言われています。
1915年の開催以降、今年で92回目となる夏の甲子園。果たしてどんな激闘が見られるのでしょうか。開幕が楽しみですね。
Title Photo by andrew_Lin