絶版となった書籍をデジタルデータ化し、電子書籍として提供するサービスを8月に開始する予定だったオンライン書店「絶版堂」。しかし絶版堂は8月30日(月)、「サービス継続が困難と判断した」として、サービスの終了を発表しました。
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絶版となった書籍が電子書籍として蘇るという画期的なサービスの提供で、多くの話題を集めたオンライン書店「絶版堂」。はてなブックマークニュースで取り上げた際も、「これはすごい」「楽しみ」と、サービス開始を心待ちにする声が見受けられました。
絶版堂の仕組みは、著者や著書の権利を持つ人に委託された絶版書籍を、PDF形式でデジタル化して販売するというもの。8月中のオープンに向けて、絶版書籍の委託を募集していました。しかし「現在の委託状況からサービス継続が困難と判断した」として、サービスを終了することを発表しました。
これについて、はてなブックマークのコメントでは「期待してただけに残念。」「まじか。期待してたのに・・・」とサービス終了を惜しむ声が。また、「著者が電子化を委託するというのは面白い仕組みだったけど,作品集めのハードルが高かったか。挿絵や写真,解説などがあったりして1冊の本が一人の著作物だけでできてることって案外少ないかもしれないしね。」と、絶版書籍が集まらなかった理由について分析する声も寄せられていました。