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丸1日かけて、ホテルオークラ特製「フレンチトースト」を再現してみた




ホテルオークラ東京の死ぬほどうまいフレンチトースト - ただのにっき(2010-07-10)
こちらのエントリーで紹介されたのをきっかけに、はてなブックマークでも「美味しそう!」「食べてみたい!」という声が続出していたホテルオークラ特製のフレンチトースト。筆者によれば「ナイフを入れるとサクっと入る。マシュマロより軽い手ごたえ。表面が少しカリっとしていて、中はふんわり。」という今までにない食感とのこと。パンを丸1日漬け込んで作るため予約が必須で、その予約もすぐに埋まってしまうほどの人気ぶりだそうです。


シェフのこだわりレシピ | オークラだより | The Okura Tokyo | 公式サイト
ホテルオークラのサイトでは、このフレンチトーストを家庭でも楽しめるようにアレンジしたレシピを公開しています。今日はこのレシピを参考に、ホテルオークラのフレンチトーストを再現してみたいと思います。


<材料を用意する>

材料は、食パン、牛乳、玉子、砂糖、バニラエッセンス、バター、サラダ油とごくシンプル。普通のスーパーで手に入る素材を用意しました。

  • 材料(食パン2枚分)
    • 食パン:2枚
    • 牛乳:185cc
    • 玉子:3個
    • 砂糖:31g
    • バニラエッセンス:少々
    • バター:少々
    • サラダ油:少々

<パンを丸1日漬け込む>
 
食パンはあらかじめ耳の部分を切り、牛乳、玉子、砂糖、バニラエッセンスを混ぜたものに漬け込みます。漬ける時間は片面12時間ずつ、計24時間です。常温では傷みが心配なので、ラップをして冷蔵庫に入れておきました。この時点で昼の12時なので、深夜0時までこのまま漬けておきます。


深夜0時になったので、冷蔵庫からトレーを取り出してみました。裏返してみると、漬け汁がパンにたっぷりしみている感じがします。ラップをかけて再び冷蔵庫に戻し、あとは寝て待つだけです。

 
翌日の昼の12時になりました。漬け汁の量がだいぶ減っているのが分かりますね。これでようやく下準備が終わりです。

<弱火で15分じっくり焼く>

いよいよ焼いていきます。弱火で軽く温めておいたフライパンにバターとサラダ油を少々入れ、漬けておいたパンを並べます。


弱火のまま、フタをして両面を約15分かけて焼いていきます。レシピによれば、「弱火でじっくり時間をかけて、中身をふくらませるように焼く。」とのこと。バニラエッセンスやバターのいい香りが漂ってきます。


およそ7分経ったところで裏返しました。いい感じに焦げ目が付いています。

<完成!>

もう片方の面にも焦げ目が付いたらついに完成です!

 
美味しそうな焦げ目が付き、ふっくらと焼き上がっています。


ナイフで切ってみると、焦げ目の付いた表面はサクッとしていて、中はふわふわ。断面はスポンジケーキのようにも見えます。


早速食べてみると、何よりもまずその食感に驚きます。たっぷりの漬け汁がしみこんだ生地はとにかくふわふわで、ベチャベチャした感じは全くありません。これだけ柔らかいのに、切っても形が崩れないのに驚きました。また丸1日漬け込んだだけあって、牛乳と玉子の優しい味わいがパンの隅々までしっかりしみ渡り、口に入れた途端ジュワッと広がります。甘さは控えめなので、お好みでメイプルシロップやジャムなどを乗せてもいいと思います。エントリーでも紹介されていた通り、見た目はボリュームがありますが、ふわっとしているので意外にもペロッと食べられました。


材料も作り方も至ってシンプルなホテルオークラのフレンチトーストレシピ。時間はかかりますが、漬けて置いておくだけなので難しくはありません。休みの日のおやつに、ちょっと贅沢な気分で楽しんでみてはいかがでしょうか?

文: 飯塚朋子

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