スタジオジブリは12月15日(水)、新作アニメーション映画「コクリコ坂から」の制作を発表しました。劇場公開は2011年夏の予定。公式サイトには、企画・脚本として制作に携わるアニメーション監督の宮崎駿さんによるメッセージも掲載されています。
▽ 映画『コクリコ坂から』公式サイト
「コクリコ坂から」は、1963年頃の横浜を舞台に繰り広げられる高校生たちの青春を描いた作品。原作は、1980年に少女漫画雑誌『なかよし』で連載されていた高橋千鶴さんと佐山哲郎さんによる同名漫画です。メガホンをとるのは、2006年に公開されたアニメーション映画「ゲド戦記」で初監督を務めた宮崎吾朗さん。企画と脚本は、宮崎駿さんが担当します。主題歌を歌うのは、「ゲド戦記」でも主題歌や挿入歌を担当した歌手の手嶌葵さんです。
公式サイトには宮崎駿さんによる「港の見える丘」と題されたメッセージが掲載され、漫画「コクリコ坂から」の世界観やそこから感じたもの、映画化にあたっての意気込みなどが語られています。これによると、「コクリコ坂から」は以前にも映画化を検討したものの、時代的制約から制作を断念した経緯があったのだそう。宮崎駿さんは「観客が、自分にもそんな青春があったような気がして来たり、自分もそう生きたいとひかれるような映画になるといいと思う」としています。