国民生活センターは、入札するたびに手数料を支払うオークションシステム「ペニーオークション」について、トラブルが増加しているとして注意を呼びかけ、相談事例や消費者へのアドバイスをまとめた報告書を公開しました。
▽ 入札のたびに手数料が…!“ペニーオークション”のトラブルが急増(発表情報)_国民生活センター
▽ 報告書本文 入札のたびに手数料が…!“ペニーオークション”のトラブルが急増(235KB)(PDF)
国民生活センターが1月24日に公開した報告書では、一般的なインターネットのオークションとペニーオークションの仕組みの違いや、50~75円程度の手数料が入札の度にかかるといった特徴、入札から落札までに要する費用の具体例が詳しくまとめられています。国民生活センターの情報ネットワーク「PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)」によると、ペニーオークションに関する相談は2009年11月から始まり、2009年度が19件、2010年度は173件と急増傾向にあるとのことです。
「入札に没頭し、手数料ばかりかかってしまった」「落札したものの、高額請求に」といった相談事例や、ペニーオークションの仕組みを踏まえた利用者へのアドバイスもわかりやすくまとまっています。また、トラブルにあってしまった場合は、最寄りの消費生活センターに相談することを推奨しています。