1978年の結成以降、数々の名曲で幅広い世代に支持されているテクノポップグループ「Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ)」(以下YMO)。名曲「ライディーン」の秘話やYMOの結成エピソードがTwitter上で明かされ、話題を呼んでいます。
▽ YMOのはじまりと、Rydeenのはじまり。 - Togetter
▽ Sakamoto & Takahashi talking about making of RYDEEN on Twitter today. Sorry Japnese Only!
▽ ymo.org
事の発端は、YMOのメンバー坂本龍一さん(@skmt09)がTwitterで発した「【忘れないうちに集団記憶とするため】」で始まるツイートでした。このツイートで坂本さんは「録音が終わったある夜、幸宏と西麻布の裏のバーに飲みに行き、幸宏が鼻歌で歌ったものを、ぼくが紙ナプキンに書き取り『明日、これ録音しよう!』と盛り上がった」と、代表曲「ライディーン」の秘話を語りました。
しかし当人の高橋幸宏さん(@room66plus)は「いつも教授がそう言うんだけれど(中略)教授が書きとめてくれたのは、中国女じゃない?か、ライディーンのBの部分じゃなかった?」と記憶の食い違いを告白。YMOのマネージャーを長年務めた日笠雅水さん(@maaco3)も会話に参加し、「ライディーンは幸宏さんがお家でキーボードで作ってスタジオに持ってきました。アレンジしたあと『こんな普通の曲を僕が手を入れるとこんなふうになる』と(坂本さんが)少し自慢なさいました」と当時の記憶を述べています。
また、坂本さんは有名なエピソードについても言及しました。ファンの間ではこれまで、YMO結成時に細野晴臣さんの家で、“焼きおにぎり”か“おかかおにぎり”もしくは“みかん”を食べたとされていましたが、坂本さんが“のり巻きのおにぎり”であったと発言。「あくまでぼくの記憶によれば」としながらも、その場には“みかん”もあったと話しています。
そのほか、さまざまなこぼれ話があったものの曖昧な情報が多く、坂本さんからは「もう思い出すの諦めたほうがいいかな…ぶつぶつ…」と“YMOの集団記憶構想”を断念する声も。しかし日笠さんの「YMO結成前後のスケージュール帳が残っていれば簡単に答えを出せるのに」(原文ママ)というつぶやきに「スケジュール帳、探そうよ」とも返信しており、今後もYMOの秘話が明らかになる可能性が残されています。