JR西日本は4月6日(水)、東日本大震災の影響による車両部品の供給不足について、部品の調達に見通しが立ったことを明らかにしました。これにより、一部で実施していた運転本数の削減などを取りやめ、4月8日(金)の始発列車から通常のダイヤ・編成両数で運転を再開します。
▽ http://www.jr-odekake.net/crisisresponse/unkyu.html
▽ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175270_799.html
JR西日本の一部の列車で使用している車両保守部品は、東日本大震災で被災した茨城県や福島県の工場で製造されていたものです。震災で部品の調達が困難になったため、JR西日本は4月2日(土)から一部の特急列車や普通列車で運転本数の削減や車両の抑制を行っていました。
今回、国土交通省や日立化成工業をはじめとする各機関の協力によって部品調達に見通しが立ったため、JR西日本は4月8日(金)の始発列車から通常のダイヤ・編成両数で運転を再開し、臨時特急列車も運転を再開すると発表しました。4月11日(月)から実施する予定だった京阪神エリアにおける運転本数の見直しについても、通常のダイヤで運転するとのことです。
なお、依然として長期的な部品の供給不足が懸念されることから、JR西日本は「関係各機関のご支援をいただきながら、引き続き最大限の努力を重ねてまいります」とコメントしています。