文化庁の近藤誠一長官は4月12日(火)、東日本大震災の影響で文化芸術活動を自粛する動きが広まっている現状を受け、「(文化芸術活動は)日本全体の元気を復活させるために必要なことであり、被災された方々に対する一層の支援につながるもの」と、積極的な活動を呼びかけました。
▽ http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/chokan_message_2.html
東日本大震災の発生以降、長引く余震や計画停電の影響で、被災地以外の地域でも伝統的な行事や文化芸術活動を自粛する動きが見られました。この状況について、近藤長官は「文化芸術は本来、私たちの心に安らぎと力を与え、地域の絆を強め、明日への希望を与えてくれるもの」とし、文化芸術活動を積極的に行うことで、復興に向けた日本の姿を国際的に印象づけることにもなると訴えています。
文化庁は、被災地の復興に合わせて文化芸術活動や被災者を勇気づける取り組みへの支援を表明しており、「電力事情、安全性等を十分踏まえながら、活動を積極的に行うことにより、日本の力強い復興を支えてくださいますようお願い申し上げます」としています。
このメッセージに対し、はてなブックマークのコメント欄には「文化庁よくぞ言ってくれました」「自粛するの禁止!」「文化活動は大事。阪神大震災の時も1ヶ月後には娯楽を提供する動きがあった」といった声が寄せられています。