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さやかと杏子の結末も考察 「成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論」8月中旬発売



キネマ旬報WEB/創刊100周年映画専門誌「キネマ旬報」による映画情報サイト

「成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論」は、同アニメで描かれた「少女たちの希望と絶望」を全224ページにわたって考察した書籍です。著者は「フィジカルな宇宙―H・G・ウェルズ」(第5回 日本SF評論賞 最終選考作品)などを執筆した山川賢一さん。本書では、SFやホラーを中心としたさまざまな小説、映画、コミックなどを交えながら、名シーンの豊富な図版と共に考察していくとのことです。

公開された目次は次の通りです。

はじめに

【1】希望のない檻—さやかと杏子

  • 1-1 希望と絶望
    • さやかと杏子
    • 希望と絶望はなぜ「差し引きゼロ」なのか
    • まどかの願い
    • テーマの複雑化
  • 1-2 非人間的な秩序—Jホラーとの比較
    • 秩序の恐怖 
    • コズミック・コンフリクト
    • 友に呼びかける
  • 1-3 さやかと杏子の結末—ホラーとしての『まどか☆マギカ』
    • 魔法少女の生存条件
    • さやかの結末
    • 杏子の結末
  • 1-4 「非人間的な秩序」とゾンビ
    • ホメロスからドラキュラまで
    • 『モロー博士の島』
    • ゾンビと未来
    • 魔法少女とゾンビ
    • 全体主義と未来
  • 1-5 失った未来
    • タイムループ
    • 反復

【2】希望の檻—まどかとほむら

  • 2-1 インキュベーター
    • インキュベーターと契約
    • インキュベーターと未来
  • 2-2 希望の檻 
    • ほむらとまどか
    • 未来の知識
    • 人間性と死
    • 『新世紀エヴァンゲリオン』と組織
  • 2-3 ヒーローへの懐疑
    • 心の自由とヒーロー
    • 避けられた対決

おわりに

成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論

成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論

  • 作者:山川 賢一
  • 出版社/メーカー: キネマ旬報社
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
文: あおきめぐみ

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