反原発ソング「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」を歌うアイドルグループ「制服向上委員会」が、“反原発”を理由に「フジロックフェスティバル '11」への出演が白紙になったと発表し、波紋を呼んでいます。Twitterや2ちゃんねるでは真偽を問う声が上がっており、他の出演者からは「制限はかけられていない」というコメントも発表されています。
▽ http://twitter.com/Mika_Hashimoto/status/93557843218808833
▽ http://blog.oricon.co.jp/ski-official/archive/4028/0
▽ 制服向上委員会オフィシャルサイト
「フジロックフェスティバル '11」は、7月29日(金)~7月31日(日)に新潟県の苗場スキー場で開催される野外ロックフェスティバルです。制服向上委員会のメンバー橋本美香さんは7月20日(水)、Twitterの公式アカウントで「フジロックフェスティバル '11」の出演について以下のようにツイートしました。
フジロックに出演が決定していました。ですが、フジロックのスポンサーのひとつである大手企業の反対により「ステージ上で脱原発の歌は歌えない」との事で、出演出来なくなってしまいました。心待ちにして下さったみなさまごめんなさい。そして悔しい。
この発言は、100人以上のユーザーにリツイートされ、Twitterで注目を集めました。同様の記述は制服向上委員会の公式ブログにも掲載されています。
しかし、制服向上委員会の公式サイトやブログの過去のエントリーには「フジロックフェスティバル '11」に出演が決定したという発表はなく、同フェスティバルの公式サイトでも、出演アーティストの中に「制服向上委員会」の名前は見当たりません。
「フジロックフェスティバル '11」では、東日本大震災と福島第一原発の事故を受けて、音楽を通じて反核・脱原発を訴えるイベント「アトミック・ カフェ・フェスティバル」の開催が予定されています。同イベントには、YouTubeに反原発ソング「ずっとウソだった」を投稿した斉藤和義さんも出演します。このことから、はてなブックマークのコメント欄には、「公式で反原発・脱原発イベントやるのにスポンサーの意向で断られるとか有り得ない。出演自体本当に決まってたのか怪しい」「??いやいやいや」「これはひどいw」など、制服向上委員会の発言に疑問を呈する声が寄せられています。
また、「フジロックフェスティバル '11」の3日目に出演するトクマルシューゴさんは、自身のTwitterアカウントで「フジですが、プロテストソング的なものに対して制限は何も言われてません。今回も。」とコメントしています。