大阪の紡績会社「シキボウ」は8月3日(水)、大便などの汚物臭を“良い香り”に変える消臭加工繊維「デオマジック」を、同じ大阪の香料メーカー「山本香料」と共同開発したと発表しました。開発のきっかけは、関西を中心に放送されているバラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」だったそうです。
▽ 新しい消臭加工繊維「デオマジック」を開発(PDF)
一般的に“良い香り”と認識される芳香品には、不快と感じる臭いの成分が少量含まれているそうです。「デオマジック」ではこの点に着目し、あらかじめ汚物臭成分を除いた香料を調合しています。これにより、汚物臭成分が加わった際にさらに“良い香り”へと変化するとのことです。
「デオマジック」開発のきっかけは、西田敏行さんや桂小枝さん、間寛平さんらが出演する番組「探偵!ナイトスクープ」で、2010年7月9日に放送された「ウンコ臭い工具箱!?」だったそう。父親の工具箱の臭いに悩む女子小学生の依頼に応えるべく、山本香料の山本芳邦社長が同番組に出演したことから、シキボウとの共同開発が始まったとのことです。
▽ http://asahi.co.jp/php/knight-scoop/search/search.php?mode=result&oa_date=20100709
▽ http://www.ypcyy.co.jp/contents/president_blog/2536
「デオマジック」は今後、おむつカバーなど介護関係の繊維製品を中心に、ペット用品としても展開予定です。