三菱重工は8月9日(火)、戦闘機の飛行試験を担当するパイロットによる体験談「パイロットの話 コックピットから」の連載を、約10年ぶりに自社サイトで再開しました。再開第1回となる「コックピットから その13」のテーマは「エンジンスタート」です。
▽ 実績紹介 | 三菱重工
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「パイロットの話 コックピットから」は、戦闘機のコックピットで起こる出来事を、三菱重工の飛行試験担当パイロットが体験談と共に解説するコンテンツです。過去には、超音速の世界や雲の中の飛行などにまつわるエピソードを12章にわたって連載していました。
約10年ぶりの再開となった13章では、「今回は開始ということで、スタートから!」として、戦闘機の「エンジンスタート」に関するエピソードが掲載されています。パイロットによれば、エンジンスタートは一世代前の戦闘機だとそれなりの装置や知識、技量が必要だったとのことですが、最近の機体だと誰でも簡単に行えるのだそう。また、エンジンをかけるだけなら数分で終わるものの、離陸までに行う機能チェックや点検などがあるため、戦闘機に乗り込んでから離陸開始まで30~40分かかるそうです。このほかにも、エンジンを始動する際に体感する出来事や、離陸操作にまつわる話など、興味深い内容が記されています。
次回は、本来であれば時間がかかるはずの離陸を5分以内に行う「スクランブル」について解説するとのことです。