• Twitter
  • Facebook
  • Google+
  • RSS

“殺人未遂事件”があったライブハウスの支配人、犯行の様子や現場の対応を語る



東京渋谷 ライブハウス/クラブ チェルシーホテル
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110901/k10015285541000.html

事件があった日は、ニコニコ動画に関連した無料イベントの開催日だったそうです。支配人の川崎秀一さんによると、容疑者は入り口で受け付けを済ませ、刃物、ガソリン、マッチ、催涙スプレーを持って入場したとのことです。イベント中に、ガソリンのような液体をホール内にまいて火を付ける準備をしていたところを、観客や出演者が目撃し、川崎さんに報告。受け付けのスタッフに催涙スプレーを浴びせる瞬間を見た川崎さんは容疑者に飛びかかり、他のスタッフや観客、出演者と共に取り押さえたとのことです。

容疑者の男性は「場所はどこでもよくて人が集まっているところならどこでもよかった」「チェルシーホテルが目立っていた」「たまたまニコ動のイベントだった」と犯行の理由を話したそうで、他にも「殺してやる」「火をつけてやる」などと言っていたそうです。川崎さんは事件に対し、以下のように記しています。

私は、前々からこのような無差別殺人のニュースに心を痛めていて、もし自分の周りでこういうことが起こったらどうしようと考えていました。
そして、少なくとも自分の店でこういうことが起こったなら、迷わず自分が真っ先に行くんだということだけは決めていました。
おかげで迅速な対応が出来たと思っています。
そして私が突っ込んだ後も、当店のスタッフと出演者とお客さんの数名が、催涙ガスが舞い、いつ気化したガソリンが引火してもおかしくない状況の中、暴れる犯人の逮捕に協力してくれました。
私に犯人のことを教えてくれた出演者も含めて、みんなの協力があったからこそギリギリで最悪の事態を防げたと思います。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今後については、「怖い思いや悲しい思いをさせてしまって、もう2度とチェルシーホテルには行きたくないと思っている方もいるかと思います。(中略)お客さんたちの心が癒えてまた遊びに行こうかなと思ってもらえるようになるまで、また1から頑張りたいと思います」とコメントしています。

あわや大惨事の事件を防いだ行動に、はてなブックマークのコメント欄には、「支配人△」「勇気ある行動に脱帽」「ヒーローってのは彼らのような人達の事を言うんだなぁ」などの声が寄せられています。

文: タニグチナオミ

関連エントリー