JAグループ熊本は10月19日(水)、2ちゃんねるのまとめサイトなどに「福島の農家がJAあまくさ(熊本)の米袋を使って産地偽装している」などの誤解を招く情報や画像が掲載されていることについて、「強く抗議する」とのコメントをサイトで発表しました。併せて、福島県で熊本産の米袋が使用されている理由を説明しています。
▽ ※言われなき中傷へのJAグループ熊本からお知らせ(第1報) 【JAグループ熊本】新着情報
▽ http://hamusoku.com/archives/6224794.html
フジテレビ系列の情報番組「とくダネ!」で10月19日、福島県の農家がJAあまくさの米袋を使って米を廃棄する映像が放送されました。2ちゃんねるやまとめブログでは、「福島の農家がJAあまくさ(熊本)の米袋に産地偽装しているのが堂々と流れる」という説明とともに映像のキャプチャーが掲載されました。JAグループ熊本は、サイトを見た消費者が熊本産米に不信感を抱き、購入しないなどの誤解が生じているとしています。
福島県で熊本産の米袋が使用されていたことについて、JAグループ熊本は「米の廃棄を目的に袋詰めしたものであり一般の消費者に販売するものではない」と説明しています。熊本産米は全国に向けて販売されており、福島県を含めた販売先で使用済みの米袋が使われる場合もあるとのことです。その際は、農産物検査証明の表示を除去または抹消することになっており、米袋にバツ印が付けられます。2ちゃんねるやまとめブログに掲載された画像の米袋には、使用済みを示すバツ印が付けられていました。
JAグループ熊本は、「テレビ放送の内容とはかけ離れた、悪意的ネット配信に対し、大変遺憾に感じ強く抗議します」と締めくくっています。JAグループ熊本のサイトは10月20日(木)午後2時の時点で、「アクセスが集中している」として見られない状態になっています。