7月1日(日)は「うるう秒」が挿入され、1秒長い日になります。7月1日(日)の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「午前8時59分60秒」を挿入します。うるう秒の調整が行われるのは2009年1月1日以来、3年半ぶりです。
▽ プレスリリース | 「うるう秒」挿入のお知らせ | NICT-情報通信研究機構
うるう秒の挿入は、1972年から数年に一度行われています。1958年から高精度の原子時計に基づく「国際原子時」を開始し、地球の自転・公転に基づく「天文時」とのずれが生じるようになったことから、そのずれをうるう秒の挿入で調整します。ずれが0.9秒以内に収まるように調整された時刻が、世界の標準時である「協定世界時」です。
日本の標準時の維持・通報を行う独立行政法人「情報通信研究機構」は、うるう秒実施に向け、「うるう秒実施説明会」を5月10日(木)に開催します。先着で35人を募集しています。説明会への詳しい応募方法は、下記ページからどうぞ。
▽ プレスリリース | 「うるう秒」実施に関する説明会のお知らせ | NICT-情報通信研究機構
うるう秒については、2012年1月に国際電気通信連合の無線通信総会で廃止に関する改訂勧告案が審議されましたが、廃止に至らず継続審議となりました。当面の間はうるう秒による調整が行われます。