風営法の規制対象から「ダンス」の削除を求める署名活動「Let's DANCE」が、5月29日からスタートしました。クラブやライブハウスを中心とする文化を守るための活動で、自筆署名とWeb署名を集めています。音楽家の坂本龍一さん、大友良英さん、作家のいとうせいこうさんらが呼び掛け人です。
▽ Let's DANCE | 署名推進委員会 風営法からダンスの項目削除を求めます。
現在の風営法では「客にダンスをさせ、飲食させる営業」に当たるクラブやライブハウスが規制の対象となっており、深夜営業ができないなどの制約を受けます。2010年末ごろから関西を中心に、無許可営業でクラブが摘発されるケースが相次ぎました。
「Let's DANCE署名推進委員会」は、中学校でダンスが必修科目となっていることを挙げ、「クラブなどでダンスをさせることを法律で規制するのはおかしい」としています。活動期間は当面年内として、10万人分を目標に自筆署名とWeb署名を集めます。
「Let's DANCE」のサイトでは、自筆署名用の署名用紙をPDF形式でダウンロードできるほか、Web署名用の専用フォームを設けています。署名に際しては、サイト上の請願内容をよく読んで理解するよう呼び掛けています。