新潮社は6月1日(金)、小野不由美さんの書き下ろし長編小説『残穢(ざんえ)』の刊行を発表しました。小野さんが長編小説を書き下ろすのは前作の『くらのかみ』以来、9年ぶり。発売日は7月20日(金)です。
▽ 小野不由美『残穢(ざんえ)』特設サイト|新潮社
▽ http://www.shinchosha.co.jp/news/blog/2012/06/01.html
『残穢』は、『東京異聞』や『屍鬼』『黒祠の島』に続く、小野不由美さんのホラー小説です。今回はこれまでの作品にはないドキュメンタリーの手法を用いているとのこと。特設サイトには「この怪異、伝染ります。」というキャッチコピーとともに、あらすじが記されています。
何かが畳を擦る音、いるはずのない赤ん坊の声、何者かが床下を這い廻る音――この物音は何か可怪しい。だからこの家には人が居着かない。ある土地で起きる怪異を掘り起こしていくうちに顕れる数々の「死」。怨みを伴う死は「穢れ」となり、新たな怪異の火種となるのか――。
同日にメディアファクトリーが刊行する、小野さんの怪談集『鬼談百景(きだんひゃっけい)』とリンクした仕掛けも用意されているそうです。
はてなブックマークのコメント欄には、「小野さんの新刊ktkr!」「十二国記だけだと思ってたの歓喜!」「なにこの刊行数。ものすごく楽しみ」などの声が寄せられています。

- 作者:小野 不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/01/30
- メディア: 文庫