京都府は8月3日、京都市の中心部を流れる一級河川・鴨川に生息する特定外来生物「ヌートリア」に関する動画を公開しました。「ヌートリアに餌を与えないでください。」というタイトルで、ヌートリアの危険性についてまとめています。
▽ ご指定のページまたはファイルは見つかりませんでした。/京都府ホームページ
げっ歯目ヌートリア科のヌートリアは、南アメリカ原産の動物です。主に、西日本の池や河川に生息しています。見た目はビーバーやカピバラに似ていますが、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で特定外来生物に指定されており、輸入やペットとしての飼育が禁止されています。
動画によると、鴨川に生息するヌートリアは天敵がいない上、年に2、3回出産するため繁殖が盛んで、生態系や農作物への被害が問題になっています。また人間による“エサやり”も繁殖の一因で、エサを与える際にかまれた事例もあるそう。
京都府ではヌートリアが近年増加しており、2008年~2010年には930頭が捕獲されています。
▽ http://www.youtube.com/watch?v=Pcu-dx_bBkQ
はてなブックマークのコメント欄には、「あの大きさのものが1つがい辺り年15頭以上増えるのか…好物の植物はかなり減らされそう」と繁殖を危惧する意見のほか、「分類に『ドブネズミと同じ』って書いてあって笑ってしまった。映像をアップで流しても、可愛い印象を与えないように必死で考えたんだろうな」「『まゆまろよりかわいいやん』と思われかねんな、この動画」という、動画の公開を心配する声も寄せられています。