アニメ「スイートプリキュア♪」でキュアメロディを演じた声優の小清水亜美さんが、ネット上で小清水さんに向けて書かれる「絶対に許さない」という言葉をやめてほしいとブログで呼び掛けました。「皆さんは遊びでやってるのかもしれませんが、私は気分が悪いのです」と胸中をつづっています。
▽ 悩んだ結果 : 小清水亜美公式ブログ-amisketch-
9月5日付のブログエントリーによると、小清水さんはニコニコ生放送に出演するたびに「絶対に許さない」とコメントが書き込まれるのを目にしていたほか、手紙でも受け取ることがあったそうです。これに対し、小清水さんは「言わないと伝わらないようなので、はっきり言いますね」と経緯を説明。「もし自分が言われたら、やられたら、どう思うのか。相手の立場にたって考えることを忘れないで頂きたいです」と呼び掛けています。
この「絶対に許さない」という言葉はもともと、小清水さんが2008年にゲスト出演したバラエティー番組に対して2ちゃんねるに書き込まれていたネットスラングでした。小清水さんは番組のコーナーにベテラン声優と登場し、アニメ「明日のナージャ」で演じた主人公の声を披露。他の声優は誰もが知っているような有名な役を披露したこともあり、出演後にブログで「緊張しました 何故あの大御所様方の中私が呼ばれたかわかりませんが…」と明かしていました。
▽ ふはぁ : 小清水亜美公式ブログ-amisketch-(2008年4月8日付)
このことからネット上では当時、小清水さんではなくブッキングした番組側などに非があるのではないかという意味を込めた「(番組を)絶対に許さない」との言葉が流行しましたが、いつの間にか一部で小清水さん自身に向けた言葉として使われるようになっていました。
小清水さんのメッセージに、はてなブックマークのコメント欄には「『冗談なんだからいいじゃん』ていうのはいじめと同じだからね」「全くもって正論でしょう。何度も何度も書くけど、冗談というのは言う側と言われる側の了解があって成り立つのです」「やってる方はおもしろ半分でも、これだけ続けばやられる方はやっぱり苦痛だよね」といった声が集まっています。