日本スポーツ振興センターは10月30日、国立競技場の改築にあたって行われている「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」の最終審査に残った作品11点を公開しました。日本からは、建築家ユニットのSANAA+日建設計による作品などが選ばれています。
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「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」は、2018年度に完成予定の「新国立競技場」のデザイン案を決定するコンクールです。新国立競技場は完成後、「ラグビーワールドカップ2019」のメインスタジアムなどとして使用されます。
収容人数80,000人、可動式の屋根などを条件に公募され、46点の応募がありました。1次審査の結果、11点が最終審査に進んでいます。
海外からは、ロンドン・オリンピックスタジアムなどスポーツ施設を数多く手掛ける設計事務所「POPULOUS」のロッド・シアードさん(左下)や、建築界のノーベル賞「プリツカー賞」を女性で初めて受賞したザハ・ハディドさん(右下)の作品など、7点が1次審査を通過しました。
日本からは、金沢21世紀美術館などを設計したSANAAと東京スカイツリーなどを手掛けた日建設計の作品(左下)や、羽田空港国際線旅客ターミナルや埼玉スタジアム2002などを手掛けた梓設計(右下)など、4組が残っています。
最終審査は11月7日に行われ、11月中旬に結果が発表される予定です。審査委員長は、表参道ヒルズなどを手掛けた安藤忠雄さんが務めています。