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パナソニック、エネループのデザインを変更 ネットで「価値の破壊」「苦渋の選択では」と議論に



http://panasonic.net/energy/eneloop/jp/neweneloop/
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エネループは、2005年に三洋電機が開発したニッケル水素充電池です。それまでの電池とは違うシンプルなデザインが話題を呼び、2007年には優れたデザインの製品などに贈られるグッドデザイン大賞を受賞しました。世界60ヶ国以上で出荷されており、累計出荷数は2012年8月に約2億3000万個を突破しています。

三洋電機の製品ブランドは、パナソニックによる三洋電機の完全子会社化に伴い、段階的に「Panasonic」ブランドへ一本化されると発表されていました。エネループは、4月26日(金)から「Panasonic」ブランドの“NEWエネループ”として販売されることが決定。性能とデザインを刷新した3種類のラインアップが、特設サイトで公開されました。

はてなブックマークで話題を集めたのは、エネループの象徴ともいえるデザインの変更でした。新たなデザインでは、充電池の表面に「Panasonic」のロゴが大きくあしらわれ、その下に小さく「eneloop」のロゴが添えられています。


左:発表された新デザインのエネループ(右側) 右:新パッケージ


従来のエネループ

はてなブックマークには「ロゴを含めてひと目でわかるデザインを外すとは。。。」「エネループを買う人は、パナソニックの電池を買うつもりはなく、店頭でエネループを探すんですよ。せっかくサンヨーが育てたものを無駄にしてる」「ダサいとかブランディングとか本質じゃない。一目で充電式だと認識できるまで積み上げたデザインをぶち壊したのが価値の破壊」といったデザインへの意見が集中。エネループが持っていた「ブランド力」がなくなったと指摘する声が多く見受けられました。

一方で、「ブランドごと企業を買収するってこういうことだと思うんだけど」「海外展開を考えると、看板商品にしつつ自社名も売り出したい苦渋の決断では」と、パナソニックの方向性に理解を示すコメントや、性能向上に着目するコメントなど、消費者のさまざまな意見が寄せられています。

文: あおきめぐみ

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