国立公文書館(東京都千代田区)は3月30日(土)~4月18日(木)、「近代国家日本の登場 ―公文書にみる明治―」展を実施します。宮内庁宮内公文書館、外務省外交史料館、国立公文書館が連携し、公文書や絵巻物、写真などから明治時代の日本を描き出します。
3館が所蔵する明治時代の資料から、日本が歩んだ近代国家への軌跡をたどります。各館が所蔵する政治、皇室、外交の記録を一堂に集めるのは初の試みです。
宮内公文書館は、明治天皇即位の礼の様子を描いた「御即位式絵図」や、ロシアのニコライ皇太子が1891年(明治24年)に訪日した際に撮影した集合写真などを出展。現在も続いている歌会始や講書始、観桜会・観菊会(園遊会の前身)など、宮中儀式の関係資料も展示します。
外交史料館は、日清・日露戦争の講和条約や、鹿鳴館で開かれた晩餐(ばんさん)会のメニューなどを出品。国立公文書館からは「大日本帝国憲法」や「板垣退助暗殺未遂事件」などの資料が展示されます。
会場は国立公文書館1階展示室で、入場は無料です。開館時間は月~水・土・日が午前9時45分~午後5時30分、木・金が午前9時45分~午後8時で、入館は閉館の30分前までです。各館の出展予定資料は以下のページでどうぞ。
▽ 国立公文書館・宮内公文書館・外交史料館連携展示「近代国家日本の登場-公文書にみる明治-」について - 宮内庁
▽ 外務省: 国立公文書館・宮内公文書館・外交史料館連携展示会 近代国家日本の登場 ―公文書にみる明治―
▽ 展示会情報:国立公文書館