日本将棋連盟は3月13日(水)、棋士の加藤一二三(ひふみ)九段が、公式通算成績で1,100敗を記録したと発表しました。この敗数は、将棋界で史上初です。しかし、はてなブックマークには「これは偉大な記録だぜ? 長い間強くないと無理だから」とのコメントが。というのも、加藤九段の対局数は2,410局と歴代1位。このうち、勝利数は1,309勝にも上っています。
▽ http://www.shogi.or.jp/topics/2013/03/1100-1.html
加藤九段は、1940年生まれの現役棋士です。14歳7ヶ月の時に四段、18歳3ヶ月の時に八段と、いずれも最年少記録を更新して昇格。九段には33歳で昇格しました。ファンの間では「ひふみん」の愛称で親しまれています。
通算1,100敗を記録したのは、3月12日に行われた第71期名人戦・順位戦です。これを受け、日本将棋連盟はサイトに「お知らせ」として加藤九段の“新記録”を告知しています。しかし、加藤九段はこれまでに2,410局の対局をこなしており、これも最多記録を更新中。公式通算勝数でも1,309勝と、故・大山康晴十五世名人の1,433勝に次ぐ歴代2位の記録です。
はてなブックマークのコメント欄には「残念なニュースに見えるが、成績のトップ3には全て彼の名前があります。73歳で現役、数々の記録とエピソード、おそれいりますね」「ここまで対局数を重ねることが出来ることが心底すごいと思った」「これはめでたい。残す大記録は通算勝数1位ですね(^^)b」といった、新記録をたたえる声が集まっています。