東京・上野公園にある東京国立博物館の平成館で、神社の宝物や神々に関する文化財を展示する「国宝 大神社展」を実施します。神のための調度品として作られた「古神宝」などの国宝や重要文化財160点をはじめ、神像約40体が全国の神社から集結します。開催期間は4月9日(火)から6月2日(日)までです。
▽ 国宝 大神社展
▽ 東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 「国宝 大神社展」
同展は、伊勢神宮の社殿を造り替える20年に一度の大祭「式年遷宮」が2013年に実施されることを機に開催されます。神社本庁や日本全国の神社による協力のもと、国宝や重要文化財を総合的に鑑賞できます。
展示物は6つのテーマに分けて紹介。4~5世紀の古墳時代に使用された国宝「方格規矩鏡」(福岡・宗像大社蔵)や、4世紀に百済王から倭王へ贈られたものと考えられている神宝の「七支刀」(奈良・石上神宮蔵)などが登場します。神像では、日本式の甲冑を着けた珍しい作品「武装神坐像」(奈良・勝手神社蔵)や、重要文化財の「八幡神坐像」(広島・御調八幡宮蔵)が、同展で初めて公開されます。
会期中、作品の一部については展示替えが行われます。開館時間は午前9時30分~午後5時(金曜日は午後8時まで、土日祝・休日は午後6時まで)。休館日は月曜日です。なお、4月29日(月・祝)と5月6日(月・休)は開館、5月7日(火)は休館します。入場料は、一般が1,500円、大学生が1,200円、高校生が900円。中学生以下は無料です。