フランス国立クリュニー中世美術館の“至宝”を展示する展覧会「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」が、東京・六本木の国立新美術館で7月15日(月・祝)まで開催されます。出品される約40点すべてが日本初公開。中世ヨーロッパ美術の最高傑作とされる6面の連作タピスリー「貴婦人と一角獣」は、全長22mにおよぶ大作です。
▽ lady-unicorn.jp
連作タピスリー「貴婦人と一角獣」は、1500年ごろに制作されたと考えられています。フランス国外へ貸し出されたことがあるのは、過去1度だけです。
6面にはそれぞれ、赤色の千花模様と島のような場、貴婦人と一角獣、獅子などが配置されています。うち5面では、各面に登場する貴婦人や動物の仕草などから、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚という人間の五感を表現しているとされています。残る1面「我が唯一の望み」が示すものについては、愛や知性、結婚などさまざまな説があり、何を意味しているかは明らかにされていません。
また同作は、アニメ「機動戦士ガンダムUC」の劇中に重要な意味を持つアイテムとして登場します。そのため、はてなブックマークのコメント欄には「ガンダムUCで出てきた『我が唯一の望み』の絵、本当にあったんだ」とのコメントも寄せられていました。
▽ 「ガンダムUC」登場のタピストリーが初来日!「貴婦人と一角獣展」国立新美術館にて4月24日より開催! | GUNDAM.INFO
入場料は、一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円、中学生以下は無料です。開館時間は午前10時~午後6時。金曜日は午後8時まで開館します。休館日は毎週火曜日(4月30日を除く)です。