ソーシャルニュースメディア「ハフィントンポスト」日本版に、安倍晋三首相がブロガーとして参加します。アメリカ版の創立者、アリアナ・ハフィントンさんが会談中に提案し、安倍首相は快諾。同サイトにはすでに、自民党の野田聖子衆議院議員や、民主党の枝野幸男衆議院議員などの政治家が記事を寄稿しています。
▽ 安倍首相、ハフィントンポスト参加へ | ハフポスト
▽ 安倍晋三首相と禅、アベノミクス、ソーシャル・ネットワーク、それと憲法について話しました | ハフポスト
会談は、5月9日(木)に首相官邸で行われました。安倍首相とハフィントンさんのほか、ハフィントンポスト日本版で編集長を務める松浦茂樹さんと、国際編集長のニコラス・サブロフさんも同席。景気の悪化や失業率の上昇など、日本のさまざまな問題について議論を重ねたとしています。
ソーシャルメディアの活用について、安倍首相は「国民が望む政策と自分が進めようとする政策を併せて進めていく」ため、FacebookやTwitter(@AbeShinzo)などで国民との直接的な対話に取り組んでいると言及。インターネットは双方向であり、意見に対してある程度のレスポンスをしていくことが大切だと語る安倍首相に、ハフィントンさんが同サイトへのブロガー参加を提案したところ、「ぜひ参加させていただきたい」との回答があったそうです。
この決定に、はてなブックマークのコメント欄には「まああらゆる立場からの意見を、下手な編集とかバイアスかけずに平等に掲載して、読み手に判断を仰ぐというのだったら賛成だな」「アメリカ本家と同じ流れだからいいよね、できれば民主党からもガンガンと参加してほしい」「ネット選挙を見据えた素早い動き」といった意見が集まりました。
一方で、「すごい手を繰り出してきたけど,最初から現役首相ぶっ込むのはメディアとしてのフットワークを一気に失うのでは……」「Facebookはよくも悪くもノンポリだ。だから政治家はうまく活用できる。ハフポストはあまりに政治色が強い。評価は運用次第。慎重に対応すべきだ」といった懸念も寄せられています。