明治時代の洋館を利用した「スターバックス 神戸北野異人館店」(兵庫県神戸市)が、リニューアルされました。「クララの館」がテーマの同店舗は、スターバックスが運営するコンセプトストアの1つ。公式ブログでは、ラウンジやリビングルームなど、通常のスターバックス店舗にはないような各部屋の内装を紹介しています。
▽ http://starbuckscoffeejapan.blog.so-net.ne.jp/2013-08-16
▽ 神戸北野異人館店|スターバックス コーヒー ジャパン
神戸北野異人館店は、1907年に建設された木造2階建ての住宅を使用しています。1995年の阪神・淡路大震災による被害で取り壊される予定でしたが、神戸市が建物の寄贈を受け、民間事業者へ部材を譲渡。2001年に、店舗の現在地である神戸・三宮へ再建・移築されました。
店舗のデザイン設計者によると、この館の主人を「クララ」と設定して、招き入れた友達にくつろいでもらえるような空間を目指したとのこと。店舗のロゴデザインをあしらった看板は、同店舗のためだけに木で作られています。
内装を紹介しているブログエントリーでは、たくさんの国の言葉で「ありがとう」と描かれたイラストの壁や、ドリンクを注文して進んだ先にあるラウンジなどが写真付きで見られます。「クララは読書好き」という設定で、2階のリビングルームにはたくさんの洋書がディスプレイされています。部屋は全部で7つあるとのことです。
スターバックスのスタッフは、ブログで「スターバックスと異人館の雰囲気を楽しみながら、その日の気分によってお好きなお部屋で思い思いの時間を過ごしていただけたら、うれしいです」と呼び掛けています。