“日本のマチュピチュ”と呼ばれる兵庫県朝来市の山城遺跡「竹田城跡」は10月1日(火)から、一部期間の観覧料を有料の300円に切り替えます。同市は理由について、人気の上昇に伴い、史跡保全や道路整備、トイレなど関連施設の維持管理が重要な課題になっていると説明。対象は大人(高校生以上)のみで、中学生以下は無料のままです。
▽ http://www.city.asago.hyogo.jp/0000002257.html
竹田城跡は山城遺跡として完存する、全国でも希少な遺構です。秋から冬にかけての早朝には朝霧が発生することもあり、雲海に包まれた様子などは、天空に浮かぶ城を思わせるとのこと。そのため、「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれるようになったそうです。国の史跡にも指定され、2006年には日本100名城の1つに選ばれました。
▽ http://www.city.asago.hyogo.jp/0000001346.html
朝来市によると、現在の竹田城跡には、幻想的な風景を見ようとたくさんの人が訪れているとのこと。このため、入場者に観覧料として経費の一部を負担してもらい、史跡保全などの取り組みに役立てるとしています。
竹田城跡は年中無休で、24時間入場が可能です。10月1日からの観覧料は、個人で1人300円(2017年3月末以降は400円)、20人以上の団体は1人250円(2017年3月末以降は350円)。観覧料を徴収する期間は、3月20日から9月20日までの午前9時~午後4時と、9月21日から12月10日までの午前3時~午後4時です。