年が明けていざ初詣! の前に、「二拝二拍手一拝」や「手水」など参拝のマナーを確認しておきませんか? 神社や寺院などのWebサイトに掲載されている、参拝の作法を紹介します。
■ 「二拝二拍手一拝」だけじゃない、参拝のマナー
<神社参拝の基本的なマナーを知る>
▽ 神社の参拝作法 | 初えびす 七五三 お宮参り お祓い 名古屋 | 熱田神宮
熱田神宮(愛知県名古屋市)は、「手水舎」「参道と拝殿」「二拝二拍手一拝」「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の作法をまとめています。最初に手水舎で手と口をすすいだあと、鳥居をくぐり参道を歩きます。道の中央は神様の通り道とされているので、中央は避けて歩きましょう。参拝は、二回拝み、胸の前で二回柏手を打ち、最後にもう一度拝む「二拝二拍手一拝」が基本です。
<動画で見る「二拝二拍手一拝」>
▽ http://www.youtube.com/watch?v=fV98haHpHMw
横浜熊野神社(神奈川県横浜市)は、YouTubeで「二拝二拍手一拝」を公開しています。鈴を鳴らす、二回拝む、二回柏手を打つ、最後にもう一度拝むの流れが、動画で確認できます。
<作法の“意味”も一緒に知る>
▽ http://www.jinjahoncho.or.jp/iroha/omairi/index8.html
日本各地の神社を包括する神社本庁(東京都渋谷区)のWebサイトでは、手水、拝礼、玉串拝礼の作法を、動画を交えて紹介。併せて、作法の意味も記しています。例えば、神前で打つ柏手は「神さまに誠の心を捧げお陰をいただいてることに心から感謝して打つもの」。柏の葉のように両手の指をそろえて打つため、柏手と呼ばれているそうです。
<寺に参拝する場合は>
▽ 大本山成田山新勝寺 – 成田山新勝寺
毎年多くの人でにぎわう成田山新勝寺(千葉県成田市)のWebサイトでは、参詣の流れと方法を紹介しています。まずは総門で一礼し、手水舎で手と口を清めます。本堂では、賽銭箱の前で一礼して合掌し、最後に軽く一礼するのが、一般的な方法です。
■ さい銭は何円お供えすべき?
参拝の際、欠かせないのがさい銭。いくらお供えすればよいのでしょうか? 「大野湊神社」(石川県金沢市)のWebサイトによると、よく聞くのは「御縁にめぐり合える=5円」や「二重の御縁=25円」など、語呂を合わせた金額とのこと。サイトでは、参拝者によって負担となる金額や参拝の頻度が異なることから、「ご自身が出来る範囲」「ご負担のない程度」とアドバイスしています。
■ 喪中に初詣はダメ?
▽ http://www.kumamoto-sogisya.co.jp/blog101202135737.html
「斎場 熊本葬儀社」のWebサイトでは、喪中の初詣について解説しています。忌中(一般的に49日間)は、神社はNGで、寺はOKとのこと。神社は死を“ケガレ”と考えるため、鳥居をくぐってはならないとされています。五十日祭を終えて忌明けになれば参詣してもかまいません。ただし、地域や神社によって考えが異なるため、事前の確認が必要です。
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